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第6話 硝子の仮面と甘い教育 01

last update Date de publication: 2026-03-15 06:00:23
 翌朝、カーテンの隙間から差し込む光が、昨夜の出来事が夢ではなかったことを残酷なほど鮮やかに照らし出していた。

 広いキングサイズのベッド。隣に残ったシーツの窪み。まだ温もりも残っている。昨日は清良さんの所へは行ったりせず、ずっと私についていてくれたんだ……。

 私はゆっくりと起き上がり、自分の指に光る細い指輪を見つめた。昨日の高級ブティックで買ってくれた指輪。急だったからすぐ用意できなくてごめん、って高い指輪を買ってくれた。もっとふつうの指輪でよかったのに……。失くさないように気を付けて、大切にしよう。

「おはよう、美都。よく眠れたか?」

 リビングへ向かうと、理人がすでにコーヒーを手に、タブレットでニュースをチェックしていた。隙のないスーツ姿。昨夜私を抱き上げ、甘く囁いた「男」の顔は、今は完璧な「弁護士」の仮面の裏に隠されている。思わずドキっとしてしまった。

「おはよう、理人。昨日は、その、ありがとう」

「礼には及ばない。……さて、君が起きたら話そうと思っていたことがある」

 理人はコーヒーカップを置くと、真剣な眼差しで私を射抜いた。

「1か月後、財前家が主催する恒例のチャリテ
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